PowerPCのハードコアが入っているらしいが、データシートから読み取れない。そもそもハードコアなの?
=> ハードコアのラインナップは無い!
■その1■
Xcell Journal 69-70 より(page26)
「ザイリンクスは 2000 年以来、ハード (PowerPC®405、PowerPC 440) およびファブリック ベースの(MicroBlaze™) エンベデッドマイクロプロセッサを提供してきました。」
XILINXがハードコア入りのFPGAを供給していることは間違いない。
■その2■
2009年1月29日XILINXの記者発表会の翌日のSenior Director, Product Marketing, Advanced Products GroupのCharles Tralka氏のインタビュー内容
【進化したFPGA - Virtex/Spartan-6にXilinxの考えるFPGAの未来を見る】
(マイコミジャーナル 2009/04/07)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/04/07/xilinx_tralka/index.html
- Q:Virtex-5では「PowerPC 405」と「PowerPC 440」がHard Coreとしてラインナップされていました。ただ昨日の話では、Virtex-6とSpartan-6向けにHard CoreのCPUは計画が無いという事でしたが、本当のところどうなんでしょう?
- X:1つ言えることは、我々は引き続き将来製品に統合するCPUについての評価を行っているという事だ。なので、将来は何かしらのアナウンスをすることができるかもしれない。
- Q:ただ将来にそうしたHard Coreを提供する事は可能なわけですよね?
- X:現在提供しているPowerPCに関しては、今後も引き続きサポートしてゆく。もちろん、それはVirtex-5で、という意味で、Virtex-6ではない。
■その3■
プレスリリース 2009/02/03
http://www.eis-japan.com/wl-news/wlnews.cgi?id=release&no=1015
- ザイリンクス社とアルテラ社がくしくも同じ日に40nm/45nmプロセスを使用した新製品を発表。
- 従来のVirtex-5の後継にあたるVirtex-6ファミリと、Spartan-3の後継にあたる、Spartan-6ファミリ。
- Virtex-6には40nmプロセス(12層配線)を、Spartan-6には45nm(9層配線)の最先端プロセス。
- ファンダリ・パートナは、台湾のUMC、それに今回から韓国のサムソンが新たに加わり、東芝の名前はない。
- しかし、Vitex-5で提供されていたPowerPCコア内蔵のプラットフォーム(FXT)は、Virtec-6で提供されない。これは、あまり需要が見込めないと判断されたためであろう。PowerPCのヘビー・ユーザには少し残念な知らせだ。
- Virtex-6 LXT FPGA - 高性能なロジック、DSP、低消費電力の GTX 6.5 Gbps シリアル トランシーバを必要とするアプリケーション向けに最適化されたプラットフォーム
- Virtex-6 SXT FPGA - 超高性能 DSP と低消費電力の GTX 6.5 Gbps シリアル トランシーバを必要とするアプリケーション向けに最適化されたプラットフォーム
- Virtex-6 HXT FPGA- 最高 11.2 Gbps までサポートする 64 GTH による最高速のシリアル接続を必要とする通信用アプリケーションに最適化されたプラットフォーム
- Spartan-6 LX FPGA : 低コスト性が絶対的に要求されるアプリケーション用に最適化されたプラットフォーム
- Spartan-6 LXT FPGA : LX プラットフォームを拡張して最大 8 個の 3.125 Gbps GTP トランシーバと PCI Express 対応コアを搭載したプラットフォーム
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